実践コーナーリング
縁石を利用したコーナーリング
コーナーはアウト側からインへ入り、直線的に抜けるのが理想。イン側に縁石がある場合は
その上を通ることでさらにコース幅を広く利用することができるのだ。しかも、縁石は路面より
も抵抗が大きいため、縁石にタイヤを乗せればタイヤのグリップ力が増す。つまり、縁石に沿
ったラインを取れば、少ないステアリング操作で直線的にコーナーをクリアすることができると
いうわけだ。
ストレートを含む複合コーナーでのコーナーリング
コーナー間が短いストレートでつながっている複合コーナーは、1つのコーナーと捉えて走ると
いい。それぞれのコーナーを別々に考えてしまうと、最初のコーナーでアウトへ膨らみすぎたり
次のコーナーで大きく減速する必要が出てくるのだ。そこで、実際には2カ所にCPを取ることに
なるが、道路の中央寄りに仮想的なCPを取り、大きくアウト・イン・アウトとなるライン取りで抜け
て行こう。
連続したヘアピンでのコーナーリング
ヘアピンが連続している場合でも、セオリーどおりなら、どちらでもブレーキで減速してからアウト
・イン・アウトで抜けていくことになる。しかし、より速く抜け出すことをめざすなら、ブレーキは最初
のヘアピンだけにとどめよう。ここで十分に減速しておき、次のヘアピンではその速度をキープしつ
つエンジンブレーキだけで抜けていくのだ。これなら減速を最小限に抑えることができ、加速につ
なげやすい。
特殊なドリフトテクニック
ドリフトには、先に紹介したブレーキングドリフト以外に、発動の起点となるテールスライドのお越し
方によって4種類の方法がある。これらをダートやスノーでのコーナーごとに使い分けられれば、
必要最低限のブレーキングでコーナーを抜けることが可能となる。
慣性ドリフト
慣性ドリフトとは、ステアリングを切りながらアクセルを離すことでテールスライドを起こし、そのまま
慣性の力でコーナーを曲がるものだ。ドリフトアングルを浅くできるので、速度を落としたくない高速
コーナーで効果を発揮する。@コーナー手前でステアリングを切りながらアクセルをはなすAフロント
に荷重が移動して、テールスライドが起こるBステアリングで車体をもどし、アクセルを踏むC加速し
ながらコーナーを脱出。
サイドブレーキドリフト
その名のとおりサイドブレーキを使ってテールスライドを起こすドリフトテクニック。慣性の力や過大な
トラクションを使わずにテールスライドを起こせるのが大きな特徴だ。発動はほかのドリフトよりも簡単
だが、スピンにつながる危険性が高い。@コーナー手前でステアリングを切り始めるAサイドブレーキ
を引いてテールスライドを起こすBアクセルを踏んでドリフト走行Cカウンターを当てて体勢を整えなが
らコーナーを脱出。
シフトロックドリフト
シフトロックドリフトは急激なシフトダウンを行うことで強いエンジンブレーキを起こし、これによって
テールスライドを誘発するというもの。MT車のみで行えるドリフトで、ギアが自動的に切り替わる
AT車では行うことができない。@オーバースピードでコーナーに進入するAステアリングを切り
ブレーキングと同時にシフトダウンBテールスライドが起こるので、カウンターを当てて体勢を整え
るCブレーキを離してからアクセルを踏んでコーナー脱出。
フェイントモーション
コーナー進入時にステアリングを瞬間的にアウト側へ切ってから、すぐにブレーキをかけつつイン側へ
ステアリングを切ることでテールスライドを誘発する。短い距離でドリフトに持ち込めるため、コーナー間
が狭いコースで役立つ。@曲がる方向とは逆に一瞬だけステアリングを切るAブレーキングをしながら
ステアリングをインに切るBテールスライドが起こるので、カウンターを当てて車体をもどすCアクセルを
踏んでコーナーから脱出する。
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